金髪からは雨粒がしたたり落ち、着ている白いシャツはぴったり肌に張りついて中が透けて見えている。程よく筋肉が付いた身体が露わになり、色気のある姿に私の心臓が一瞬止まった。
「……っ!!」
シャツを着ていても裸に近いその姿は目のやり場に困ってしまう。またさらにそれを助長させる原因は、青年の容貌が恐ろしいほど整っていることだ。
ふわふわとした金髪に紺青色の瞳は切れ長で、目鼻立ちの整った華やかな容姿は見る人を引きつけるものがある。
容姿端麗な美青年が色気マックスな格好をしているので私はどこを見て良いか分からず、暫く視線を彷徨わせた。
「あのう、お客様……」
青年は私のもとに近づいてくると、濡れた前髪を掻き上げて口を開いた。



