「僕はネルの姿の時からずっとあなたに恋してたし、好意を寄せていたんだよ。……好きだよ、シュゼット令嬢。これからもずっと一緒にいたい。ネルの姿じゃない僕はもう可愛くはないけど。いいかな?」
「アル様っ」
私は彼の告白を受けて思わず抱きついた。まさかアル様も私のことを想っていてくれていたなんて夢にも思わなかった。
嬉しくて幸せでお菓子を作って食べる以上に心が躍っている。これほどまで心が晴れやかになるのは生まれてはじめてだ。
「シュゼット令嬢がいいと言ってくれるのなら、僕はあなたを生涯の伴侶として島に連れて帰りたい。僕の一族は、代々男しか生まれない。だからこちらで伴侶となる女性を見つけて迎え入れてきた。癒しの魔力を持つ乙女とか関係なくて、僕はあなただから連れて帰りたいんだ」
彼が私を不安にさせまいと気遣ってくれているのがよく分かる。それがまた嬉しくて私は泣きそうになった。
アル様と添い遂げたい。きっと彼以上の人はもう現れないだろうから。けれどそこで私の中で一つの不安が頭をよぎる。
「アル様、私もあなたと一緒にいたいです。ですが、もう少しお店を続けたいという気持ちも正直あります。……これって我が儘ですか?」
アル様にはこの世界の理である世界樹を守る仕事がある。私のお店の経営なんて重要な責務を負う彼の仕事とは比べものにならない。
軌道に乗ったお店を早々に閉めなくてはいけないのは悲しい。けれど自分の我が儘でアル様の手を煩わせるのは忍びない。
質問したもののダメだと言われることを覚悟をして俯いていると、アル様から意外な言葉が返ってきた。
「我が儘じゃないよ。僕にとってもあのお店は居心地が良いし、暫くこちらに留まるのも悪くない」
「……っ、ありがとうございます!」
私が顔を笑顔になると、アル様の顔が徐々に近づいてくる。
「アル様っ」
私は彼の告白を受けて思わず抱きついた。まさかアル様も私のことを想っていてくれていたなんて夢にも思わなかった。
嬉しくて幸せでお菓子を作って食べる以上に心が躍っている。これほどまで心が晴れやかになるのは生まれてはじめてだ。
「シュゼット令嬢がいいと言ってくれるのなら、僕はあなたを生涯の伴侶として島に連れて帰りたい。僕の一族は、代々男しか生まれない。だからこちらで伴侶となる女性を見つけて迎え入れてきた。癒しの魔力を持つ乙女とか関係なくて、僕はあなただから連れて帰りたいんだ」
彼が私を不安にさせまいと気遣ってくれているのがよく分かる。それがまた嬉しくて私は泣きそうになった。
アル様と添い遂げたい。きっと彼以上の人はもう現れないだろうから。けれどそこで私の中で一つの不安が頭をよぎる。
「アル様、私もあなたと一緒にいたいです。ですが、もう少しお店を続けたいという気持ちも正直あります。……これって我が儘ですか?」
アル様にはこの世界の理である世界樹を守る仕事がある。私のお店の経営なんて重要な責務を負う彼の仕事とは比べものにならない。
軌道に乗ったお店を早々に閉めなくてはいけないのは悲しい。けれど自分の我が儘でアル様の手を煩わせるのは忍びない。
質問したもののダメだと言われることを覚悟をして俯いていると、アル様から意外な言葉が返ってきた。
「我が儘じゃないよ。僕にとってもあのお店は居心地が良いし、暫くこちらに留まるのも悪くない」
「……っ、ありがとうございます!」
私が顔を笑顔になると、アル様の顔が徐々に近づいてくる。



