甘くて優しい青春恋物語 ~一途なプレイボーイはワルい男へ方向転換?~

「何で疑問形なの。」

 そんな出来事から、約二週間後。

 私、有栖沢杏は彼氏である乾望遙の家に遊びに来ていた。

 遊びって言うかは、お家デート?らしいけど。

 これまで男の子の部屋に入った事なかった私は若干緊張していたけど、相手が乾だと思えば緊張も吹っ飛んだ。

 乾は一人暮らしでそこそこ良いマンション住み。部屋もめちゃ広く、3~4人ほど住めるんじゃないかと思うほど。

 部屋は清潔感あってスッキリとしていて、不要な物が何一つない。

 まさかここまで綺麗だとは思ってなかったから、入ってすぐおそらく失礼だろう発言をしてしまった。

「先にソファ座ってて、ジュース持ってくるから。」

「あ、ありがとう。」

 お言葉に甘えて、落ち着いた色味のソファに腰を下ろす。

 うわ……これ、なかなかに良いソファだ。

 座ったと同時に分かって、何度も手で押してみてしまう。

「このソファ良いでしょ。結構値段したけどね。」

 その時ジュースとお菓子を持ってきてくれた乾にそう言われ、へぇ……と零した。