甘くて優しい青春恋物語 ~一途なプレイボーイはワルい男へ方向転換?~

「そりゃ今までまともに付き合った子なんていなかったし。」

 お昼休み、紙パックのカフェオレを片手に中庭に来た俺と友達の静流。

 静流は俺より一歳年上だけど、趣味とかが合うから結構仲が良い。

 しかも最近は静流にも春が来たようで、俺と顔を合わせれば彼女トークになる。

 ……まぁ、俺もだから人のこと言えないけど。

 でも今回は、そうする気になれない。

 だからこそアドバイス的な何かを貰おうと、相談を持ち掛けた。

 静流は彼女さんとの時間が減るから来たくなかったらしいけど、彼女さんが行ってこいと言ったらしい。

 『たまには友達との時間も大事でしょ!』なんて、言われた……と。

 俺的にはありがたいから、心の中で静流の彼女さんに感謝を伝えた。

「それでどうすればいいかなーって。俺、二回も杏を悲しませたから……杏は俺と付き合わないほうが良いのかなって。」

「……いや、せっかく付き合えたんだったら手放すなよ。好きだったんだろ、ずっと。」

「そりゃそうだけどー……どうやったら杏を悲しませずにいられるかが、分かんないんだよ。」