「……ほんと、どこ居るんだろね。」
授業が始まる、一分前。
それなのに乾の奴は、全く姿を見せようとはしなかった。
でも、私には関係ないもん。
乾がどこで何をしてようが、私には――。
「有栖沢さん、乾君の彼女でしょ? 早くあの彼氏を探しに行ったほうが良いんじゃないの?」
「だって私には関係ないし。」
「うわー、辛辣ー。」
後ろの席の子が話しかけてくるも、心の中と同じような調子で返す。
あいつが遅刻しようが、サボろうが、私にはそこまで突っ込む気もない。
「おーい有栖沢ー、乾探しに行ってくれないかー? 学級委員長が連絡なしとか、大分困るんだよなー。」
「……面倒です。乾が何してようが私には全く――」
「よーっし頼んだ!」
「うわっ……ちょ、先生っ!?」
「安心しろ、お前をサボり扱いにはしない。乾を連れてきてくれるんならな。」
にかっと恨めしいくらいの爽やかな笑みを浮かべた担任に教室からあえなく追い出され、小さく息を吐く。
ここまでして探してくる必要なんてあるんだろうか……。
授業が始まる、一分前。
それなのに乾の奴は、全く姿を見せようとはしなかった。
でも、私には関係ないもん。
乾がどこで何をしてようが、私には――。
「有栖沢さん、乾君の彼女でしょ? 早くあの彼氏を探しに行ったほうが良いんじゃないの?」
「だって私には関係ないし。」
「うわー、辛辣ー。」
後ろの席の子が話しかけてくるも、心の中と同じような調子で返す。
あいつが遅刻しようが、サボろうが、私にはそこまで突っ込む気もない。
「おーい有栖沢ー、乾探しに行ってくれないかー? 学級委員長が連絡なしとか、大分困るんだよなー。」
「……面倒です。乾が何してようが私には全く――」
「よーっし頼んだ!」
「うわっ……ちょ、先生っ!?」
「安心しろ、お前をサボり扱いにはしない。乾を連れてきてくれるんならな。」
にかっと恨めしいくらいの爽やかな笑みを浮かべた担任に教室からあえなく追い出され、小さく息を吐く。
ここまでして探してくる必要なんてあるんだろうか……。

