甘くて優しい青春恋物語 ~一途なプレイボーイはワルい男へ方向転換?~

 ……でも、それは私の思い込みだった。

「そうだよね~……実涼たちがワルい男特集の雑誌持ってて、それをたまたま乾君に見られたからあーなっちゃって……言えないよね。」

「うんうん、そうなん……――って、何で知ってんの!?」

 危うく合意しそうになるところだった、危ない。

 自分が想定していたよりもさらっと言われたから、流してしまいそうだった。

 けどまさか、空音の口から真実が洩れてしまうなんて。

 あまりにもあっさりしすぎていて、開いた口が塞がらなくなる。

 何で、空音がそれを知って……。

 そう思ったけど、ピコーンと一つの可能性が降ってくる。

 も、もしかして……。

「……空音、見てたの?」

「…………てへっ。」

「っ!」

 「てへっ。」じゃないんだけどっ……!

 可能性だから本気にはしていなかったけど、その可能性が本当だったとは。

 そして空音のはぐらかし方も加えて、かぁぁっと顔に熱が集中していく。

「空音、何で隠れてたの! 盗み聞きなんて……良くないでしょ!」