甘くて優しい青春恋物語 ~一途なプレイボーイはワルい男へ方向転換?~

 はぁ……今日もそれなりに疲れた……。

 リボンタイを緩めながら、ふーっと息を吐く。

 その時リビングから、楽しそうな会話が私のところまで飛んできた。

「やっぱ最近のトレンドって、こーゆー男子じゃないっ?」

「分かる~! ワルな男子って、かっこいいよね。」

「うんうんっ。うちのクラスにはそんな男子いないからなぁ~。」

「そもそも存在すんの……?って感じだけどね~。」

「言えてるわ、それ。」

 トレンドだとか、ワルな男子だとか……一体何の話をしてるんだろうか。

 きっと今リビングに居るのは、私の妹と妹の友達。

 そういえば夏休み明けテストで死んだって言ってたから、テストの復習の為に友達連れてくるとか言ってたなぁ……。

 なんて思いながら、とりあえず自分の部屋に行こうとする。

 でもリビングから出てきた妹とちょうど、鉢合わせてしまった。

「あっ、姉ちゃんおかえりっ! 今日早かったねっ。」

「今日は先生たちの用事があったらしいからね……勉強してたの?」

「ううん、雑誌見てたんだ! 姉ちゃんも見てってよ~!」