「あ、ありがとうございます」
生徒会室を出て、廊下に出る。
「紗羅ちゃん何組?」
「5組です」
「ふーん」
「好きなタイプは?」
「っえ、話ぶっ飛んでません!?」
「いーからいーから」
うーん。タイプかぁ。好きな人、できたの理乃しかいないし……。理乃、理乃……。
「優しい人、ですかね」
「へえ、かわい。こりゃモテるわ」
「モテるのは神谷先輩の方ですよ」
つくづくお世辞を言ってくる先輩。これはチャラい。
「っていうか紗羅ちゃさ、」
「はい」
「俺のこと苗字で呼ばないで。あと先輩もなし」
「ええ……。洋介、さん?」
「あはは、違うでしょ?洋介くん」
ほら、と呼ぶのを急かされる。
「よ、ようすけくん……?」



