超人気アイドルの溺愛は、私にだけ。


はいはい、慣れてますよっていう感じを装う。私の顔は赤くなってるから照れ隠しみたいな感じになっちゃってるんだろうけど。


「と、とりあえずご飯たべよう?」


とっくにできてる電子レンジの中のご飯をもう一度温めて理乃に出す。


味、理乃の口に合うかな……?

私はお母さんがシゴトで結構夜遅かったから、中学からは自分でご飯を作ってた。

だから家事の中で料理は1番得意だし、お母さんがおいしいって言ってくれるから好き。


ドキドキしながら食卓について手を合わせる。その瞬間、一気にお腹が空いてきた。


ご飯ってやっぱり美味しいんだよね……!昨日の余りのおかずをトーストに乗せるだけですでにおいしいもん。