理乃のノートには数式やポイントなどが、びっしり書き込まれてて、努力してることがこっちにもひどく伝わってきた。
理乃は小学生のときから、頑張り屋だった。もともとの地頭はもちろんめちゃくちゃいいんだろうけど、それに乗っかって努力を忘れる人では決してなかったから。
そんな何事も真剣に取り組む理乃を見てもっと好きになった。
でも、理乃は休んでる理由を絶対教えてくれなかった。聞いても「あとちょっとだから」それだけで。なにがあとちょっとなの?って思っても、理乃の疲れてる様子に、無理に踏み込めなかった。
しばらくすると、連続して理乃が休む日が続いた。



