その後シャワーに入った私は、きちんと綺麗に着れたから理乃の着方に問題があるのかもしれないけど、理乃の綺麗な腹筋が見えて目に毒。
そんなことを思って顔を隠していると、ふわっと体が持ち上げられる感覚がした。
「ちょ、理乃!?なに、して」
お、お姫様だっこされてる……。そのままベッドに優しく降ろされた。
理乃もそのままベッドに乗って私に覆い被さるみたいな状態になる。
「や、理乃っ……、」
「なあ、なんで今日紗羅わざわざここまで来てくれたの?」
「っそれは、」
「俺、めちゃくちゃ不安だった。メッセージ送ってんのに紗羅めちゃくちゃ素っ気ないし。紗羅に新しい男でもできたんじゃないかって」
「ち、違うもん!」



