しておいてくれたって……。あの女の人、だよね……。しかも2人1部屋……。


「ええ、なんで!帰るんじゃないの?」


「うーん。違うっぽい。さっき連絡来てた。いーじゃん。せっかく取ってくれたんだし、泊まろ、な?」


そう言って、すっかり暗い夜の中。理乃の目が三日月形に細められたら、断ることができなくなってしまった。


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「ねー、紗羅。こっち向いて」


「っ、無理っ、」


「なんで?いーじゃん」


よくないんだって!理乃の色気がバスローブでダダ漏れだから!


ホテルに入るなり、シャワー浴びてくるって言って、ほんとにすぐ戻ってきた理乃。


浴衣のような作りになっていて、かなりオシャレなバスローブ。なのに、なんで


胸元が開いてるの!