超人気アイドルの溺愛は、私にだけ。



「くっついてたとして、あんた達に関係あんの?洋介のこと好きならそういえばいいじゃん。汚いし、洋介こういうの1番嫌いだよ」


「っ、うるさいっ!」


大きく手を振りかぶった1人の女の子。ヤバいっ。先輩が殴られちゃう。


こういうとき、大きい声で呼んで呼び止めるとか、手を止めるとか、色んな方法があったのかもしれない。


でも、頭より先に体が動いてしまった私は、


バチッ!


……思いっきり女の先輩に平手打ちされた。


「え、ちょ、この子誰……?」


「え、2年だよね?知らない子じゃん。ヤバくない?」


ゴニョゴニョ相談して、この状況がマズいと悟った先輩たちは顔を歪めてトイレを出ていってしまった。


中に残されたのは好きな人の彼女と私。


き、気まずすぎる……。