この距離感が悲しいような、諦められるかなって期待するような。
もう、私と理乃の繋がりは少ないメッセージと私が作って冷蔵庫に入れておくご飯だけになっていた。
ご飯は作り置きしておくんだけど、食べ終わった食器は全て綺麗に洗い物されていて。
おまけにいつも手書きのメッセージまで添えてくれている。
「ありがとう。美味しかった」
「俺この肉じゃが好き」
「いつもありがとう。また一緒に作ろ」
とか。
達筆で綺麗な文字が理乃らしくて。
理乃が言ってるって想像できるほど、口調も理乃に似てるから自然と想像してしまう。
すると、見る度に好きっていう気持ちがどんどん大きくなって。このメッセージが書かれた紙は、全部私の机に保管してある。