その目は何故かめちゃくちゃ輝いていて、逃がしてもらえないやつだと思い、観念して席に座る。
「なんか進展あったんでしょ!?吐きなさいよ!」
「……はい。理乃と、キス、しました」
「おー、理乃くんやるね〜!」
さほど驚いてなさそうな椎名ちゃんに目が丸くなる。やるね〜!って……。思わず苦笑いが零れた。
「じゃあさ、もう理乃くんと付き合ったってこと!?」
「あ……。付き合って、ない」
「は!?え!?なんで!!?」
これにはめちゃくちゃ驚いてる椎名ちゃん。な、なんでって言われても……。でも言われてみれば付き合ってないのにキスって……。
今更恥ずかしくなってくる。
「んー、じゃあ質問変えるけど、前に言ってた理乃くん以外にドキドキしたの?」



