色んなことがありすぎて、誰かに聞いてほしかったのもあるから素直に話してしまった。
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話したあとも、ニヤニヤが止まらない椎名ちゃん。もちろん冷やかされそうだから、キスしたことは内緒にしておいた。
「そー、で。紗羅は理乃くんと付き合った、と」
「っ、はぁ!?付き合ってはないよ……!」
「へぇ〜。付き合って「は」ね〜。じゃあ他のことはしたわけだ。ふ〜ん」
……やられた。まんまと椎名ちゃんの罠にはまってしまった。
「あ、あははは」
カバンを掴んでそろりそろりと席に戻ろうとする私の手を椎名ちゃんがガチっと掴む。