超人気アイドルの溺愛は、私にだけ。



「如月さん、好きです。俺と付き合ってください」



……やっぱり爆弾発言だった……。


っていうかこの話の流れでいくと、女の子を家に呼びたいから付き合ってほしいって言ったってこと、なのかな?


「っ、その家に女の子を呼びたいなら他の子でもいいと、思うというか、」


「違う。他の女子じゃいやなんだよ。如月さんがいい。優しいところに惹かれて4月からずっと好き」



な、なんて答えればいいんだろう……。


少なくとも私は岡村くんのことを恋愛の「好き」だと思っていない。


だからここはきっぱり……。


「如月さんのこと、前から好きだった。周りのヤツがサポートしてくれてんのに如月さんが鈍感で全然気づいてくれなくて」



「……え?そうだったの?気づかなくてごめんなさい……」


「ううん。大丈夫。でもそのときクラスで如月さんが俺のこと好きって言ってたって、男子から教えてもらったから」