超人気アイドルの溺愛は、私にだけ。



みんなが慌てて昼食を片付け始めて、小林くんもカバンを片付けに自分の席に戻っちゃった。


それを見た椎名ちゃんは寂しそうな目で見てて、早くうまくいくといいな、って願わずにはいられなかった。


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「はい!終了!鉛筆をおけ!」

ピピピピ ピピピピっていうタイマーの無機質な音が鳴った。


案の定、社会のテスト勉強はめちゃくちゃ難しくて。教科書の端とか、資料集にしか乗ってない問題がバンバン出てきた。


先生は何が面白いのか満足そうにニヤニヤしてる。私は勉強してたから、一応全部は解けたけど……。不安……。