理乃にいたっては分かりやすくイライラしてた。
社会の先生は理不尽なところもあるから気持ちは分かったけど、さすがにあからさますぎて……。あはは……。
社会の先生も気づいたらしく、理乃に詰め寄っていた。
「なんだ?氷室。不満そうな顔だな。お前女子にキャーキャー言われてるから気が緩んでんじゃないのか?」
「あー、はいはいそっすね」
どーでもよさそうな、なんの感情もこもっていない理乃の返事に煽られた先生。
「もーいい。お前らには今日俺の雑務をやってもらう」
なんで私も……!?って思ったけど、助けて貰ってるのは私だしってすぐに思い直した。
それで、その雑務の内容が……
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