悠久の絃

〜絃side〜

息苦しくて目が覚めた。


喉の奥からヒューヒューと音がする。

昨日からの喉の痛みも相まって、苦しい。



「ヒューヒュー、、ゼェ、、ゼホッ、、、ヒュー、、ゲホッケホッ、、」


これは、どっちの発作?


使っていいのか分からないけど、苦しくて、吸入器にかじりついた。


「ゲホッケホッ、、ケホッケホッ、ハァ、、ヒュー、、ハァ、、ハァ、、」



息が整ってくると、いつの間にか寝てしまった。





次に目が覚めた時は、瀬堂先生がもしもししてた。


瀬堂「おはよう。今日は夜星先生いないから僕が代わりに来たよ。」

コクッ




瀬堂「昨日の夜、発作出ちゃった?」

、、コクッ

瀬堂「うん、苦しかったね。もう大丈夫だよ。
まだ喘鳴残ってるから、今日はベッドでゆっくりしてよう。」

コクッ

瀬堂「また後で来るから、またね」

コクッ