その頬がほんのりと赤色に染まっている。
ここで私の野生の勘が働く。
滝口くん、もしかして杏月のこと……?
「それで滝口くん、入るグループはもう決まったの?」
「そ、それが……まだで」
「それじゃあさ! うちらのグループに入るってのはどう?」
お、杏月行動派~。
「……っ、え、僕なんかが白瀬さんたちのグループに入ってもよろしいんですか?」
「もちろんだよ~。てか滝口くん自己肯定感低すぎぃ。せっかく頭良いんだからさ、もっと自信持ってこうよ!」
杏月は滝口くんの背中をバシンと豪快に叩き、「やった~これでグループ完成~」と喜んでいる。
そんな杏月に向ける滝口くんの視線は、どこか熱っぽくて……。
ははん、私の勘ってやつは当たってたみたい、と内心でドヤ顔をキメた。
「滝口、よろしくな!」
凛大が爽やかな笑顔を浮かべて滝口くんと肩を組む。
人気者二人に挟まれた滝口くんは、青い顔をして一人慌てふためいていた。
傍から見たらすごく可哀想で、私は二人に声をかけた。
「ふたりとも。滝口くん困ってるでしょ、ハンバーガー状態にしないであげて」
私がそう言うと、凛大はすぐにこちらを向いて駆け寄ってきた。
いや、別にこっちに来てと言ったわけじゃないんだけどさ……。



