ワケありモテ男子をかくまうことになりました。
恋愛(ピュア)
91
彩空百々花/著
- 作品番号
- 1700681
- 最終更新
- 2024/01/20
- 総文字数
- 24,166
- ページ数
- 55ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 14,576
- いいね数
- 91
初めて出会ってからの一言目。
「──雨宮さん、俺のこと、見捨てるの?」
出会った日の二言目。
「よし、一緒に風呂入ろーか」
そして、衝撃の三言目は。
「ねぇ、ゆい。今日から俺、ここに棲む」
血だらけになって倒れていたところを助けたら、
なぜかイケメンくんに懐かれてしまいました。
⚠波乱万丈の同居生活のはじまりです⚠
ฅ•ω•ฅ
純潔なツンデレ猫系美少女
(ただし、自分が可愛いことに気づいていない)
雨宮ゆい
−Yui Amamiya−
✕
ゆいを溺愛するNo.1犬系モテ男子
(ゆいだけに明るく陽気な一面を見せる)
犬飼瑛人
−Eito Inukai−
꒰ ՞•ﻌ•՞ ꒱
「ゆーい、今日は俺がご飯作るから
休んでていーよ」
「ゆいの隣、すげぇ安心する」
「───ゆいは俺のこと、どう思ってる?」
最初は、ただ人懐っこい子犬だとしか思っていなかった。
学校での君と、私の家での君が全く違う理由を、
私は最初「無理に話さなくてもいい」と言った。
だけどいつの間にか、その理由を知りたいと、君のことを全部知りたいと、思ってしまった───。
君と一緒にいることが、心地良いと感じてしまった。
*
*。
───だけど。
私は幸せになってはいけない。
犬飼くんと一緒に生活するのが当たり前になってた。
無意識の内に幸せに浸っていた。
もう、やめなくちゃ。
……だから、気づけなかったんだ。
私ばかりが苦しくて、自分のことでいっぱいいっぱいで、君の苦しみに気づいてあげられなかった。
今になってはもう遅いのかもしれない。
それでも、私は。
君が抱える大き過ぎるギャップを、
そっと半分背負える存在になりたい。
「私はずっと、君の隣で笑ってたいよ」
*
*
*
*
泣いて笑って、全身全霊で恋をするふたりを
どうか温かい目で見守っていただけたら幸いです。
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