校門を出て、杏月に連れられ新しくできたカフェに向かう。
学校から近いということもあって、そのカフェとやらはすぐに見えてきた。
ピンク色の可愛い外装が特徴的で、外にまで行列ができている。
「インスタで見てたけど、やっぱ激かわっ!」
「確かに、おしゃれ……」
私はその外装に目が釘付けになった。
囁くように言った私を、杏月がにやにやと口角を上げて見つめた。
「ゆい、実はこういう可愛いもの、好きなんじゃないの〜?」
「う、反論できない……」
「ゆい、いっつもシンプルな文房具使ってたけど、私実は知ってるよ〜? ゆいが可愛いものに憧れがあるってこと!」
ば、バレてたのか……。
私は少し気恥ずかしさを感じながら、杏月と列の最後尾に並んだ。
しばらく並んでやっと店内に入ることができた。



