ワケありモテ男子をかくまうことになりました。



我ながら苦しい言い訳だと思うけどね。


教室に戻り、間食を摂ってから三時間目の準備をした。


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授業を集中して受けていたら一日なんてあっという間に過ぎていき、放課後になった。


「ゆい〜、今日放課後暇?」


帰りのホームルームを終え、そのまま帰ろうとしていた私に杏月がそう声をかけてきた。


「暇だけど……」

「それじゃあさっ、私と放課後デートしない?」


わくわくした様子で私をデートに誘う杏月。

どうせすることは買い物だけだし、今日くらいならいっかと思った私は頷いた。


「やったあ! どこ行くどこ行く!? 私は最近できたプリンが美味しいっていうカフェに行きたいな〜」


私に腕を絡めて楽しそうに笑う杏月はとても可愛い小動物みたいだ。


「いいね、そこ行こ」


私は女子の中では少し背が高い方で、杏月を見下ろす形になる。