気まずいなぁ。 東条くんが、つまらない思いをしていたらどうしよう。 何か話さなきゃ。 でも、何を話せばいいの? 焦れば焦るほど、私の思考は空回り。 東条くんが楽しめるような話題が、一つも浮かんでこない。 「ちょっとごめん」 東条くんは、繋いでいる手を離した。 「二つください」 出店を3軒回った東条くんは、食べ物を買い込んでいる。 お腹がすいているのかな? もう夕飯の時間だしね。 ドキドキが胃を締め付けてくるから、私はお腹がすいてはいないけれど……