麻美の折り入った話も聞きたいから時間は多めに設定して。
「承知しました。お気をつけて」
よし。第一関門はクリアした。
というか、ここだけクリアしておけばもう大丈夫なんだけれど。
柳田だって、学校の中にまで乗り込んでくることはないはずだから。
私はカバンを肩にかけると、渡り廊下へ向かった。
1年半この学校に在籍して、初めて通る渡り廊下。
どんな道も初めて通るときはワクワクするもの。
まずは、普通科の校舎の前を通り過ぎて。
情報科の領地へ入ると、途端にカラフルな頭たちが目に入ってきた。
はっきり言って怖い。
同じ学校なのに、まったく別の学校へ行くらい緊張してきた。



