「こんなにたくさんあったら選べない」
カップラーメンがこんなに種類豊富だったなんて知らなかった。
希璃人が主食だって言ったのも、しょっちゅう食べても飽きないからなんだろう。
「じゃあ、これをいただきます……」
じっくり悩んで選んだのは、味噌ラーメン。
パッケージの写真がとってもおいしそうに見えて食欲がそそられた。
「ん」
受け取った嵐は、ビニールを破いて蓋を開け中の火薬を取り出す。
そんなことまでさせていいのだろうかと思いつつ、余計なことはしない方がきっといい、とそのまま見守る。
「そんなにうまかったのか、この間のラーメン」
火薬の袋をはじきながら。
「うん……とっても……」
それは嘘偽りない。



