BLUE ROSE ー今夜、私を攫ってー


『ラーメンが食べたくてここに来たの!!!』


金曜日、苦し紛れについた嘘。


だけど、カップラーメンを食べたいと思ったのは本当の話で。


あのときの私の嘘を信じたのかは分からないけど。

わざわざこのために……?


驚きが止まず、ポカンと嵐の顔を見つめれば。


「早く決めろよ」


そう言う嵐はすでにお湯を沸かし始めていた。


「あ、あの」


いきなりそんなこと言われても戸惑う。


思っていたのと違いすぎて、頭が追い付かない。


だけど、嵐の気が変わっても困るし……と、並べられたラーメンを手に取る。

ただ数が多いだけじゃなくて、種類も豊富だった。味噌、塩、醤油とベーシックなものにとどまらず、担々麺やご当地ものまで。