「そっかー。だよねえ……」
肩を落としながらもあっさり引き下がってくれる。
麻美が疑り深い性格じゃなくてよかった。
ほっとして息を吐いたところで、麻美の目がべつの何かをとらえて輝く。
「あ、大城くん! おはよう」
今日は普通に話せるようで、彼に向かって手を振れば、いつものようにすっと輪に混ざってくる。
「おはよう。今日も朝から楽しそうだね」
こういうとき、ふたりにしてあげたほうがいいの?
大城くんのことを好きだと聞いた今、協力できることはしてあげたいと思う。
あまり経験がないからわからないけど、それが正解だろう。
そう結論付けて、そっとこの場を離れようとすると。



