BLUE ROSE ー今夜、私を攫ってー


その女の子たちの格好がまたすごい。

シャツの胸元ははちきれそうだし、夜の仕事をしてるのかと問いたくなるような派手メイク。


「誰、あのオンナ」

「あんなの相手にしなくていいからー」


凌士の腕を揺さぶりながら、すごい言われよう……。

こんな言い方、生まれてこの方されたことない。


「あ、あ……」


知っている顔に会えて安心したのは間違いだみたい。


うろたえる私を周りの見る目は冷ややかだ。

凌士は味方だと思ったけど、そうじゃないみたい。


やっぱりここへは来るべきではなかったと、早くも後悔しはじめたとき。

女の子の腕を振りほどいて凌士が立ち上がる。


ゆっくり階段を下りたかと思えば、私の目の前までやって来て。