でも、あいつの返しはそれ以上に酷いものだった。 『バレたところで変わらねーよ。ばれたら、笹城が浮気相手でもいいから付き合ってって言ってきて、付き合ってくれないとあることないこと言いふらすって脅してきた。とでも言えばすむ話だ。』 あいつ、正気か? 笹城のことなんだと思ってんだよ。 カッとなった俺は、あいつの教室の扉を思わずガラガラッと空けていた。 『ごめん。外から声聞こえてた。鬼道くん、ですよね。今の話、本気で言ってる?』 かろうじで王子モードで話すことができた。