恋情ブレイク


……? どういうこと?





「あたしもう十分、春宮くんのこと、好きだよ」





笑みを浮かべて、そう言えば。


春宮くんが、赤面していた。





「……春宮くん、保健室行ったほうがいいかもしれない」


「なんでだよ」


「風邪ひいてるから」


「ひいてねぇよ」


「ひいてるよ、顔あかいもん」





沈黙した。


言わないほうがよかったっけ。


いや、実際風邪だったら休んだほうがいいし。





「とにかくもう、平気だから、さき教室行ってて」


「え、でもクラス表見たけど同じクラス……」


「……とにかく先行ってて、お願い」


「? ……うん、わかった?」





なぜかそんなお願いをされて、うなづく。


そのまま階段を上がって、新しいクラスへと急いだ。





「……恋愛感情で、サクが俺のこと、好きになってくれればいいのに」