私の弟はヴァンパイア。

「……もう我慢できない」

「吸わせて、桃乃さん」

「っ……!う、うん、いいよ」



両手を広げる。

先程までの赤坂くんへの恐怖はとっくに消えて決まっていて、今は2人が愛しくてたまらない。


抱きついてきた2人を抱きしめて、3人でこれからを誓ったのだった。



【私の弟はヴァンパイア。】*end*