「もも、そうだ、ちゃんと話してもらおうか」

「は、はい……」


千秋くんにごめんねと言ってあーくんの元へと歩いていく。


「え、えっとあーくん……」

「俺は本気だ。気持ちが変わることもない」

「っ……!」


ぶわっとと顔が赤くなった気がした。


男性が苦手な私が、唯一心を許せた男の子だけど……。


結婚の約束だなんて、とうの昔に忘れているし、第一小さい頃のことだし……。


どうしたら、いいのかなぁ……?これからも、あーくんもは仲良くしていきたいし……。


「モブのくせにしゃしゃりやがって」


ドス黒いオーラを放つ双子2人。


千秋くんはにっこり笑っていて、千隼くんはぐちゃぐちゃ何かを言っていた。


こ、これはほんとに早く済ませないと……。