「じゃ、じゃあ僕も部屋に戻るね」

「うん!」


ガチャッと閉められた扉。


ソファに寝転がって、伸びる私。


「っふぁ〜」


なんだか眠いっ……。


私、これから貧血にならずにやっていけるかなぁ……。


ちゃんと鉄分取らないとね!大事な弟のためにも。


なんだか弟ができたと考えれば考えるほど嬉しくて、ワクワクしてきてしまった。

ただし、吸血鬼の弟だけれど。


明日は一緒に学校行くの、楽しみだなぁ。

いつも登校は1人だし。


そうだ、親友の優花ちゃんに知らせなきゃ!


彼女は小学生の頃からずーっと一緒の大の仲良しな親友だ。


最近、吸血鬼の人口が増えてきていて、興味持ってたから話してあげたら喜ぶかも。


よーし、明日はこのこと話そう!


また一つワクワクが増える中、ゴロゴロして時間を潰した。