ヴァンパイアな彼等


自然と口に出ていた言葉に内心驚く私がいる。

今までは家族以外に対してそんな気持ちを抱いたことはなかったから。

けど、この学園に来て少しずつ私の世界は広がっているみたいで嬉しくなる。

「最初は、まさか純血の…しかも序列上位家系のヴァンパイアがいるなんて思わなかったから…どうなることかと心配してたんですけど…」

「……」

「でも、NVとか関係なく皆、私に接してくれるから、いつの間にかそんな心配どっかにいっちゃったんですけどね。まぁ、冬夜は危険だから1人で近づくなって言いますけど、私は皆さんのことは、そう思ってないですから…!」

語気を強めて、そう言う私に翔月は目を見開いた。

そして、「そうか…」と小さく呟くと、見たことないくらい綺麗な笑顔を浮かべるものだから…。

「……ッ」

思わず、ドキンと心臓が高鳴る私。

やっぱり、イケメンの笑顔は刺激が強すぎる…。

未だにドキドキとなる心臓の音を悟られないように。