「いいじゃない。あなたたちは、協力者? 友達? とにかく、クストディオとは主従関係というわけではないのだし、いっしょにテーブルを囲むのは問題ないはずよ。それに、いっしょに食事をした方が、より親密になれるわ」
「なんなら、きみらの分をおれたちが運ぶよ」

 クストディオに言われ、彼らも観念した。

 うまくいけば、彼らをこちら側に引き込めるかもしれない。

 その為にはおたがいを知り、親しくなる必要がある。

 その下心があっての誘いである。

 そうして、バラデス王国の王都での最初の夕食を開始した。