「やめろ、やめろって、カヨ。誤解だ。誤解なんだ」
「抗弁はききたくないわ」
「だから、誤解なんだって。なにもしていない。あらゆる神々やきみの家族に誓ってなにもしていない」
彼は、両腕でわが身をかばいながら叫んだ。
あらゆる神々はともかく、家族を引き合いに出され、おもわず彼に枕を叩きつける手を止めてしまった。
「きみが長椅子から落ちかけていたから、やはり狭いんだと思ってそっと寝台に移した。そのときにきみをお姫様抱っこをしただけで、それ以外は指一本触れてはいない」
彼は両手でわが身を守りながら、オドオドした表情でわたしの動きをうかがっている。そして、わたしがこれ以上枕で叩かないと判断したらしい。腕をおろし、背筋を伸ばした。
「だいいち、そそられない」
「はい? いま、なんて言ったの?」
彼の美貌には、ムカつくほどニヤニヤ笑いが浮かんでいる。
「抗弁はききたくないわ」
「だから、誤解なんだって。なにもしていない。あらゆる神々やきみの家族に誓ってなにもしていない」
彼は、両腕でわが身をかばいながら叫んだ。
あらゆる神々はともかく、家族を引き合いに出され、おもわず彼に枕を叩きつける手を止めてしまった。
「きみが長椅子から落ちかけていたから、やはり狭いんだと思ってそっと寝台に移した。そのときにきみをお姫様抱っこをしただけで、それ以外は指一本触れてはいない」
彼は両手でわが身を守りながら、オドオドした表情でわたしの動きをうかがっている。そして、わたしがこれ以上枕で叩かないと判断したらしい。腕をおろし、背筋を伸ばした。
「だいいち、そそられない」
「はい? いま、なんて言ったの?」
彼の美貌には、ムカつくほどニヤニヤ笑いが浮かんでいる。

