暗殺者二名の自供のもと、作戦を立てた。

 四人でさまざまな策を出し、それについて議論した。それこそ、朝から晩まで。食事のときですら、口に物が入っている状態で言い合いをした。

 結局、カヨの立てた作戦に決まった。

 それは、彼女自身も危険な目に合うものだ。だから、反対した。エドムンドとフェリペとおれがだ。

 しかし、彼女は頑なだった。それに、彼女のその作戦が一番有効であることを、おれたちも内心では認めざるを得なかった。

 だからこそ、その作戦にきまった。

 決断すると、いさぎよく彼女の指示に従う。

 さっそく作戦開始だ。

 おれは、宰相と対決することになる。