「近衛兵っ!」
執事もまた叫び始めた。
この執事は、このタイミングで執務室に入ってきて耳打ちするようアルマンドに命じられていたに違いない。あとは、彼に合わせるようにとかなんとか。
「カヨ様」
「カヨ様」
うしろでエドムンドとフェリペがささやくように呼んだけれど、わたしはまだ座ったままである。
そのさらにうしろ、執務室の扉に近衛兵たちが殺到している。
彼らは、すでにこの執務室の外に待機していたのである。具体的には、わたしたちが控えの間に入ったすぐあとから。
控えの間で待っているとき、エドムンドがそうと知らせてきた。
『大丈夫ですか? 静かですね』
そんなふうに。
ここにやって来る途中、符丁を決めていたのである。
執事もまた叫び始めた。
この執事は、このタイミングで執務室に入ってきて耳打ちするようアルマンドに命じられていたに違いない。あとは、彼に合わせるようにとかなんとか。
「カヨ様」
「カヨ様」
うしろでエドムンドとフェリペがささやくように呼んだけれど、わたしはまだ座ったままである。
そのさらにうしろ、執務室の扉に近衛兵たちが殺到している。
彼らは、すでにこの執務室の外に待機していたのである。具体的には、わたしたちが控えの間に入ったすぐあとから。
控えの間で待っているとき、エドムンドがそうと知らせてきた。
『大丈夫ですか? 静かですね』
そんなふうに。
ここにやって来る途中、符丁を決めていたのである。

