「カヨ、心配するな」
わたしの手から彼の手が離れた瞬間、不安に襲われた。が、それも一瞬だった。
なぜなら、彼の手がわたしの肩に触れ、それをつかんだからである。片方の手だけではない。もう片方、つまり両方の手がわたしの肩をつかみ、そのまま抱き寄せられた。
暗闇でよかった。こんな顔は見られたくない。
不安と驚きにまみれた顔なんて、他人に見せられるものではないから。
そんなことを考えている間に、わたしは彼の胸におさまっていた。
彼の胸は、見た目よりずっとがっしりしている。
これもまた手と同じく分厚くて大きい。なにより、あたたかい。
わたしの手から彼の手が離れた瞬間、不安に襲われた。が、それも一瞬だった。
なぜなら、彼の手がわたしの肩に触れ、それをつかんだからである。片方の手だけではない。もう片方、つまり両方の手がわたしの肩をつかみ、そのまま抱き寄せられた。
暗闇でよかった。こんな顔は見られたくない。
不安と驚きにまみれた顔なんて、他人に見せられるものではないから。
そんなことを考えている間に、わたしは彼の胸におさまっていた。
彼の胸は、見た目よりずっとがっしりしている。
これもまた手と同じく分厚くて大きい。なにより、あたたかい。

