「ああ、なるほど」
「そうかもしれませんね」
「納得です」

 美貌の青年の極論、というか「人としてどうなの?」って問いたくなる説に、クストディオとエドムンドとフェリペが「目から鱗が落ちた」的に納得した。

「ちょっとあなたたち。いまのに納得する? ただの暴言じゃない。誹謗中傷もいいところだわ。クスト、おろしてよ」

 そうお願いすると、クストディオはすぐにおろしてくれた。

 つい先程まで、あれほど下ろすことを拒否していたのに。

 あの美しいだけが取り柄の男の暴言を信じているに違いない。