「ええ、クスト様。彼は、見境がないといいますか。王宮の侍女や貴族令嬢やその他もろもろ、とにかくレディであれば落として遊ばずにはいられないようです。もっとも、第一王子はそういうことには全力を注いで全能力を発揮出来るのですが、かんじんなことには見向きもしません。宰相がそんな彼を見限ったのは、もうずいぶんと前の話です」
「なるほど。それで宰相は第二王子を推している、というわけか。まぁ、それは当然といえば当然だろう。それなのに、第一王子がそれを恨むのは筋違いだろう」
「もしかして、第一王子って国王になってハーレムでも作りたいとか? 第一王子、だれかさんよりもひどいわよね。ねぇ、クスト?」
元婚約者のダニエルもレディ癖が悪すぎた。
どこの国にも同じようなクズはいるのね。
「なるほど。それで宰相は第二王子を推している、というわけか。まぁ、それは当然といえば当然だろう。それなのに、第一王子がそれを恨むのは筋違いだろう」
「もしかして、第一王子って国王になってハーレムでも作りたいとか? 第一王子、だれかさんよりもひどいわよね。ねぇ、クスト?」
元婚約者のダニエルもレディ癖が悪すぎた。
どこの国にも同じようなクズはいるのね。