「ダマスクローズです」
ほどなくして、さきほどの店員がお茶のポットとカップを運んで来た。
彼がカップへと注ぎ始めた瞬間、濃厚な香りが鼻腔をくすぐる。
「ダマスクローズ? たしか、おれのもそうだったな。ここから見えるバラの中にあるのか?」
宰相が尋ねた。
わたしたちに対する言い方と違い、ずいぶんと横柄な言い方である。
「いいえ、ございません」
わたしたちのカップに注ぎ終わった店員は、にこやかに答えた。
ほどなくして、さきほどの店員がお茶のポットとカップを運んで来た。
彼がカップへと注ぎ始めた瞬間、濃厚な香りが鼻腔をくすぐる。
「ダマスクローズ? たしか、おれのもそうだったな。ここから見えるバラの中にあるのか?」
宰相が尋ねた。
わたしたちに対する言い方と違い、ずいぶんと横柄な言い方である。
「いいえ、ございません」
わたしたちのカップに注ぎ終わった店員は、にこやかに答えた。

