そう言いながら瑠衣は、澪を押し倒したのだ。


澪「……へっ?」

瑠衣「そんな可愛いことして、我慢できるわけねぇっつーの……」


前髪を掻き上げて、照れながらいつもとは違う、カッコいい表情でそう言った瑠衣。


澪(な、なんでこんなことに……!それに、男たらしって言われた……!?私、彼氏とかいないし浮気もしてないんですけど……!!)

瑠衣「澪先輩のバカ」

澪「えええっ……?ちょ、ちょっと……!!」


呆れていると、瑠衣の可愛らしい顔がどんどん近くになっていき、柔らかい唇同士が重なった。


瑠衣「……澪先輩に、キスされちゃったっ……」

澪「えっ?ええ!?」
 (いやいや私キスなんてしてないんですけど!)


被害者なのにそんなことを言われてしまって、とても焦る澪。