「うわあ!朱里ちゃん!そ、そ、それは一体…」
次の日。
出社するなり、田畑と川辺は朱里の左手に釘付けになる。
「えっと、あの…」
朱里は苦笑いを浮かべながら、瑛の様子をチラリとうかがう。
しれっとパソコンに向かっている横顔に、このー!と思わず心の中で悪態をつく。
瑛がくれたエンゲージリングは、とにかくキラキラと目立つのだ。
会社では外していいか?と聞いたら、瑛は即座にだめだと答えた。
「お前は俺のものだって証拠だからな。へーんだ!」
何が、へーんだ!なのやら…。
朱里は呆れてため息をついた。
その場を笑ってごまかし、朱里はパソコンに向かう。
田畑と川辺は、まだ二人で何かヒソヒソと囁き合っているが、ここは黙ってやり過ごそう。
朱里がそう決めた時、ふいに隣のデスクから声をかけられた。
「朱里、来週のスケジュール確認頼む」
朱里が絶句して瑛を見た時、ひゃー!!という田畑と川辺の声が響き渡った。
「あ、あ、朱里ー?!部長、まさかっ!」
驚きのあまり、田畑と川辺は互いの両手を握り合っている。
「い、いつからですか?!部長、一体いつから朱里ちゃんのことを?」
「ん?ああ。子どもの時からです」
ひゃー!!ええー?!どういうことー?!と、田畑と川辺はその日1日仕事にならなかった。
次の日。
出社するなり、田畑と川辺は朱里の左手に釘付けになる。
「えっと、あの…」
朱里は苦笑いを浮かべながら、瑛の様子をチラリとうかがう。
しれっとパソコンに向かっている横顔に、このー!と思わず心の中で悪態をつく。
瑛がくれたエンゲージリングは、とにかくキラキラと目立つのだ。
会社では外していいか?と聞いたら、瑛は即座にだめだと答えた。
「お前は俺のものだって証拠だからな。へーんだ!」
何が、へーんだ!なのやら…。
朱里は呆れてため息をついた。
その場を笑ってごまかし、朱里はパソコンに向かう。
田畑と川辺は、まだ二人で何かヒソヒソと囁き合っているが、ここは黙ってやり過ごそう。
朱里がそう決めた時、ふいに隣のデスクから声をかけられた。
「朱里、来週のスケジュール確認頼む」
朱里が絶句して瑛を見た時、ひゃー!!という田畑と川辺の声が響き渡った。
「あ、あ、朱里ー?!部長、まさかっ!」
驚きのあまり、田畑と川辺は互いの両手を握り合っている。
「い、いつからですか?!部長、一体いつから朱里ちゃんのことを?」
「ん?ああ。子どもの時からです」
ひゃー!!ええー?!どういうことー?!と、田畑と川辺はその日1日仕事にならなかった。