LINEは終わった。
省吾さん、出かけなかったんだ。
ちょっと嬉しいと思う自分がいた。
駅に着くと、省吾さんは車で迎えにきてくれた。
「ミク、おかえり」
「ただいま戻りました、一晩留守にしてすみませんでした」
「全然大丈夫だよ、これから出かけよう」
ミクは省吾に促されて車に乗り込んだ。
車は発進した。
「どこに行くんですか」
「どこでもいいよ、ミクは行きたいところある?」
ミクはずっと好きな人と海に行ってみたかったのだ。
「海に行ってみたい」この言葉を言えなかった。
ミクにとってハードルが高い言葉である。
「海でも見に行くか」
省吾の言葉に驚きを隠せなかった。
だって、私の願いを感じ取ってくれたかと思った。
まさかね、ただの偶然だよね。
それでもミクは嬉しかった。
満面の笑みで頷いた。
「なんだ、そんなに海に行きたかったのか、それならそうと言ってくれ、
海くらいいつでも連れて行くよ」
省吾は満足げに微笑んだ。
省吾さん、出かけなかったんだ。
ちょっと嬉しいと思う自分がいた。
駅に着くと、省吾さんは車で迎えにきてくれた。
「ミク、おかえり」
「ただいま戻りました、一晩留守にしてすみませんでした」
「全然大丈夫だよ、これから出かけよう」
ミクは省吾に促されて車に乗り込んだ。
車は発進した。
「どこに行くんですか」
「どこでもいいよ、ミクは行きたいところある?」
ミクはずっと好きな人と海に行ってみたかったのだ。
「海に行ってみたい」この言葉を言えなかった。
ミクにとってハードルが高い言葉である。
「海でも見に行くか」
省吾の言葉に驚きを隠せなかった。
だって、私の願いを感じ取ってくれたかと思った。
まさかね、ただの偶然だよね。
それでもミクは嬉しかった。
満面の笑みで頷いた。
「なんだ、そんなに海に行きたかったのか、それならそうと言ってくれ、
海くらいいつでも連れて行くよ」
省吾は満足げに微笑んだ。