【改稿版】シンデレラは王子様と離婚することになりました。

「……結婚そのものに反対しているわけではない」

「え……?」

 私も大翔も思わず目を見張る。

「結婚式にも招待されなかった。捺美の晴れ姿を見るのが……お父さんの夢だったんだ」

 震える声で吐き出された本音に、胸の奥が締めつけられる。

「……ごめんなさい」

 自然と謝罪の言葉が漏れた。

お父さんがそんな思いを抱えていたなんて、知らなかった。

「結婚に反対じゃないのなら、僕と捺美が一緒にいることも……認めていただけるんですね?」

 大翔が嬉しそうに問いかけると、お父さんの表情が一気に険しくなった。

「すぐに、という話ではない。捺美は実家に必要な存在だ。別居という形なら、認めてやらなくもない」

 何を言っているの?