しかも無事に帰ってきたというのに、捺美は「連絡を無視された」とご立腹だった。
高城は俺の安否を把握していながら、不安がらせまいと黙っていたらしい。
世の中、幸運と不運は紙一重だ。そういえば、この一件をまだ捺美には話していないことを思い出す。
「東南アジア、悪くないでしょう。今は大変な時期だから、優秀な人材が来れば歓迎されますよ」
「冗談だ」
高城はつまらなそうに唇を尖らせた。
◆
その夜、俺は捺美と一緒に夕飯を作った。
(義務じゃない。仲良く二人で作ってるんだぞ)
心の中で佐伯に毒づきながら、肩が触れ合うたびに嬉しくなって、わざとイチャイチャしてしまう。
――この光景をあいつに見せてやりたい。
高城は俺の安否を把握していながら、不安がらせまいと黙っていたらしい。
世の中、幸運と不運は紙一重だ。そういえば、この一件をまだ捺美には話していないことを思い出す。
「東南アジア、悪くないでしょう。今は大変な時期だから、優秀な人材が来れば歓迎されますよ」
「冗談だ」
高城はつまらなそうに唇を尖らせた。
◆
その夜、俺は捺美と一緒に夕飯を作った。
(義務じゃない。仲良く二人で作ってるんだぞ)
心の中で佐伯に毒づきながら、肩が触れ合うたびに嬉しくなって、わざとイチャイチャしてしまう。
――この光景をあいつに見せてやりたい。



