晴人と住んでいるマンションの部屋でも一人になるのは可能だが、 違う部屋だと気分も変わるというもの。 「…依里がそう言うなら、いいけど」 「ありがとうございます!」 渋々、本当に渋々といった様子で、晴人さんが了承してくれた。 「よかったわね、依里ちゃん。 そうだ、今度は二人で買い物でも行きましょうか」 「いいですねっ、楽しみです」